Design from ahed 2013
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12目には見えないことまでデザインするトータルサポートahedと動物病院デザインahedは、クライアントである動物病院が抱える様々な問題を解決するために、思考・概念の組立てを行い、それを様々な媒体(メディア)に応じて表現するトータルデザインチームです。動物病院をめぐる環境は、特にこの20年間で大きく変わってきました。バブル崩壊後、製造業をはじめとする多くの産業が、その市場規模を縮小させる中、ペットビジネス市場は、時代の需要を受け、右肩上がりの成長を遂げ、1兆3000億円を超える巨大産業に成長し、その中で獣医療分野も3200億円を超える市場となりました。このような経済的な背景と2000年以降のペットブームによる飼育頭数の増加を受け、TV・新聞等の既存メディアやインターネット等の双方向メディアに取り上げられ、社会的にも非常に注目度が高まり、クライアントからも非常に多様な要望を突き付けられる状況となっていました。しかし、これまで順調に伸びてきたペットビジネス市場も、2006年以降顕著になってきた我国の人口減少と2008年の世界的不況の影響を大きく受ける形で、その市場規模の縮小を示す兆候が見え始めています。また、動物病院数自体もこの20年間にほぼ倍増して1万件を超え、動物病院市場の飽和感が見え始め、本格的な生存競争の時代に突入しています。ahedが動物病院と関わるようになって15年が過ぎ、120件を超える動物病院からの相談を受けてきました。移転新築・既存病院リニューアル・テナント移転による内装・新規開業新築・テナント新規開業、世代交代を考えての病院の建替え等、動物病院の多岐にわたる要望や問題と向き合い、一つ一つに答えを出してきました。そして動物病院が、ahedに対して何を求めているのか? ahedは、動物病院に対して何を提供出来るのか? を模索してきました。  動物病院デザインと言うと、建築設計、病院のファサードデザインやレイアウト、内装家具等のインテリアデザイン、または印刷物や看板等のグラフィックデザイン等と、それぞれ単体のことと考えられがちです。しかし、ahedは、動物病院の移転や新規開業計画をそれぞれの動物病院のオンリーワンプロジェクトと考え、事業コンセプトをもとに、事業の成功を目標にして、ランドスケープデザイン・建築設計・インテリアデザイン・グラフィックデザイン・WEBデザイン等の個別のデザインを高いレベルで融合して、プロジェクト全体をデザインすることと捉えています。  ahedのデザインパートのパートナー(建築家・グラフィックデザイナー・WEBデザインナー)は、事業コンセプトと、動物病院でのヒアリングをもとに、それぞれの動物病院に相応しい提案を行います。一般に、建築家やデザイナーと言うと、動物病院の要望やコスト、機能性や動線計画よりも、空間性や意匠性を優先すると

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